自己破産後に住宅ローンは組める?審査に通過するためのポイントを紹介
多額の借金があるなら、自己破産で解決する方法もあります。
それでは、自己破産後には住宅ローンが組めるのでしょうか。
本記事では自己破産後に住宅ローンが組めるかを解説します。自己破産前に借金を解決する方法や、自己破産後に住宅ローン審査で通過するためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
記事制作:暮らしのすぱいす株式会社
「暮らしのすぱいす」は、借金を住宅ローンに一本化するサポートを行う会社です。
借金や住宅ローン審査でお困りの方、お気軽にお問合せください!ご相談は無料です。
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自己破産後に住宅ローンは組める?
結論から申し上げますと、自己破産後は一定のあいだ住宅ローンを組むのが難しくなります。なぜなら、信用情報機関に「異動情報」として、自己破産した記録が残るためです。
JICCとCICは5年、KSCでは7~10年、異動情報が残ります。
JICC | 消費者金融・銀行・クレジットカード会社などが加盟 |
CIC | 信販会社・百貨店・クレジットカード会社などが加盟 |
KSC | 銀行・信用組合・信用金庫・農協などが加盟 |
「早めにマイホームがほしい」と考えている人には、自己破産はおすすめできません。
自己破産後に住宅ローンに申し込むなら、異動情報が消えてから、ポイントを押さえたうえで申し込みを行う必要があります。
自己破産前に借金を住宅ローンにまとめる方法も!
返済がきつくて生活が苦しいのなら、自己破産前に借金を住宅ローンにまとめる方法もあります。
自己破産は借金問題の法的な解決方法のひとつです。免責が認められると、借金はすべて支払わなくてよくなります。
ただし自己破産にはデメリットもあるため、注意が必要です。状況によって多少違いは出てきますが、自己破産の代表的なデメリットは以下のとおりです。
- 異動情報が登録される
- 特定の職業や資格が制限される
- 官報に掲載される
- 保証人に請求が行く
- 財産を手放す必要がある
デメリットを考えると、自己破産せずにすむなら、それがベストです。
借金問題の解決に使える「おまとめ住宅ローン」
自己破産をせずに借金問題を解決する方法、それが「おまとめ住宅ローン」です。おまとめ住宅ローンでは、現在の借金を住宅ローンにまとめます。
クレジットカードやカードローンは、住宅ローンと比較すると高金利です。そんな借金を住宅ローンにまとめると、月々の金利や返済額を大幅に抑えられます。借金を一本化すると、月々の管理も楽です。賃貸住宅で暮らしているのなら、マイホーム購入で家賃負担もなくなります。
そこで自己破産する前に「おまとめ住宅ローン」の活用を検討してみましょう!
おまとめ住宅ローンなら「暮らしのすぱいす」への相談がおすすめ
おまとめ住宅ローンの活用にあたっては、ぜひ「暮らしのすぱいす」にご相談ください。
「暮らしのすぱいす」には、住宅ローン審査のプロが在籍しております。住宅ローン審査に不安がある人の相談窓口として対応を行っているのが、「暮らしのすぱいす」です。そのため状況に合った適切なアドバイスができます。借金問題に対する理解もあるため、家族に内緒での相談も可能です。
「家族に打ち明けていない借金があるのにマイホームがほしいといわれて、住宅ローン審査が不安」と悩む人も多いでしょう。
「暮らしのすぱいす」では、そんな悩みの解決をサポートしています。自己破産を検討している段階なら、まずは「暮らしのすぱいす」までご相談ください!今すぐの住宅ローン契約が難しい場合でも、どうしたらよいかアドバイスできます。
自己破産後に住宅ローンを組む方法
実際に自己破産をした場合でも、方法次第では住宅ローン契約が可能です。考えられる方法には、次の2つがあります。
- 家族の名義で住宅ローンを組む
- 異動情報が消えてから申し込む
2つの方法について、それぞれ見ていきましょう。
家族の名義で住宅ローンを組む
自己破産後は、信用情報機関に異動情報が登録されるため、一定期間ローンが組めなくなります。しかし審査が通りにくくなる可能性はあるものの、家族のローン契約には支障がありません。
そこで自己破産後なら、家族の名義で住宅ローンを組むのも方法のひとつです。自己破産は、家族に秘密で進めるのが不可能に近い方法となります。状況を知っているのなら、家族名義で住宅ローンを組める可能性があるでしょう。
異動情報が消えてから申し込む
自己破産後の住宅ローンなら、異動情報が消えてから申し込む方法もあります。自分の名義で住宅ローンを申し込みたい場合は、異動情報が消えるまで待ちましょう。
異動情報が消えるまで待つとなると、5~10年かかります。
「今すぐマイホームがほしい」と考えているなら、方法としては不向きです。それでも自己破産済みなら、異動情報が消えるのを待つしかありません。
自己破産後に住宅ローン審査に通るためのポイント
住宅ローンは、クレジットカードやカードローンよりも審査が厳しめです。自己破産後なら、ますます厳しくなってしまう可能性もあるでしょう。
そこで自己破産後に住宅ローン審査に通るためのポイントを5つ紹介します。
- 信用情報開示請求を行う
- なるべく多めに頭金を準備する
- クレジットヒストリーを作る
- 自己破産時の債権者だった金融機関以外を選ぶ
- 多重申込みをしない
5つのポイントについて、それぞれ見ていきましょう。
信用情報開示請求を行う
自己破産後に住宅ローンを申し込むなら、まず信用情報開示請求を行いましょう。信用機関には以下3つがあり、それぞれ自己破産について登録される期間は違います。
CIC | 5年 |
JICC | 5年 |
KSC | 7~10年 |
異動情報が残っているあいだは住宅ローン審査に通るのが難しいため、まず確認しておくと安心です。
インターネットや郵送で開示請求をして、異動情報が消えているか確認してみましょう。
クレジットヒストリーを作る
信用情報機関に登録されていた異動情報が消えたら、クレジットヒステリーを作ります。
クレジットカードやローンの履歴を意味するのが「クレジットヒステリー(クレヒス)」です。遅延・延滞のない良いクレジットヒステリーがあれば、ローン審査で有利に働きます。
債務整理後はクレジットヒステリーがない、「ホワイト」と呼ばれる状態です。
ホワイト | 長期延滞や債務整理での異動情報を掲載する期間が終わり白紙になっている状態 |
スーパーホワイト | 過去にクレジットやローンの契約がない状態 |
ホワイトとスーパーホワイトは見分ける方法がなく、どちらもローン審査では不利に働く可能性があります。
そこで住宅ローン申し込みにあたっては、良いクレジットヒステリーを作っておきましょう。
なるべく多めに頭金を準備する
自己破産後の住宅ローン申し込みでは、なるべく多めに頭金を用意するのも審査に通りやすくなるポイントのひとつです。可能なら、なるべく多めに頭金を用意しておくと審査で有利に働きます。
免責が認められて生活に余裕が出たなら、頭金の準備を始められるでしょう。
月々の返済負担を軽減するためにも、頭金の準備を検討してみてください。
自己破産時の債権者だった金融機関以外を選ぶ
住宅ローンを申し込むなら、自己破産時の債権者だった金融機関以外を選ぶのも大切なポイントです。
CIC・JICC・KSCに登録された異動情報は5~10年で消えます。しかし各金融機関で保管している独自のブラックリストは、情報がいつ消えるのか不明です。
自己破産時の債権者に住宅ローンを申し込んでも、審査に通過する可能性は極めて低いと考えられます。そのため住宅ローンを申し込むなら、自己破産時の債権者だった金融機関以外を選びましょう。
多重申込みをしない
住宅ローン審査では、多重申込みをしないのも審査に通過するための大切なポイントです。多重申込みとは、文字どおり、複数の金融機関に対する住宅ローン申し込みを意味します。審査において不利に働く可能性があるため、多重申込みには注意が必要です。
ローンに申し込んだ履歴は、信用情報機関に6か月保管されます。住宅ローン審査に落ちた履歴があると、金融機関では「落ちた理由」があると考えて慎重に審査するでしょう。結果として、再び住宅ローン審査に落ちる可能性があります。
そのため多重申込みは避けるのがおすすめです。
自己破産後の住宅ローンは「暮らしのすぱいす」に相談!
自己破産後に住宅ローンを検討している場合も、ぜひ「暮らしのすぱいす」にご相談ください。「暮らしのすぱいす」では、住宅ローン審査のプロとして、お客様からのご相談をお伺いしております。
自己破産の影響によって、住宅ローン審査に通りづらくなってしまう可能性があるでしょう。そんな状況の解決をサポートするのが「暮らしのすぱいす」です。
住宅ローン審査を「暮らしのすぱいす」に相談するメリットを2つ紹介します。
- 現状、審査通過の可能性があるかわかる
- 適切なアドバイスを受けられる
2つのメリットについても、それぞれチェックしてみましょう。
メリット①現状、審査通過の可能性があるかわかる
「暮らしのすぱいす」に相談すると、現状で審査通過の可能性があるかわかるというメリットがあります。借金の有無にかかわらず、住宅ローン審査に通過するか不安に感じる人も少なくありません。しかし「暮らしのすぱいす」には、住宅ローン審査のプロが在籍しています。
状況から、現在の段階で住宅ローン審査に通過する可能性があるかの判断が可能です。審査に通過する可能性があるか知りたいなら、ぜひ「暮らしのすぱいす」までご相談ください。
メリット②適切なアドバイスを受けられる
住宅ローン申し込みにあたって適切なアドバイスを受けられるのも、「暮らしのすぱいす」に相談する大きなメリットです。自己破産後なら、ポイントを押さえたうえで住宅ローンを申し込む必要があります。何も知らずに住宅ローンを申し込むと審査落ちする可能性もあるため、注意が必要です。
「暮らしのすぱいす」では、最適な審査申請の時期や、審査通過率を高めるための対策などをアドバイスできます。審査通過率を高めるためにも、ぜひ「暮らしのすぱいす」への相談をご検討ください。
自己破産による住宅ローンや持ち家への影響
そもそも自己破産は住宅ローンにどのような影響をおよぼすのでしょうか。パターン別にどうなるか知っておきましょう。
- 住宅ローンを返済している場合
- 住宅ローンを完済している場合
- 共有名義の持ち家の場合
上記3つのパターンにわけて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.住宅ローンを返済している場合
返済中に自己破産すると、金融機関では住宅ローンの請求をストップします。そして持ち家が金融機関のものとなって競売にかけられるという流れです。
競売にかけられても、期日までに家が売れない可能性もあるでしょう。その場合でも、結果的には換金のために退去を命じられます。
住宅ローン返済中の自己破産は、慎重に検討を行ってください。
2.住宅ローンを完済している場合
すでに住宅ローンを完済しているなら、持ち家は自分のものになっているはずです。その状態で自己破産すると、持ち家は財産として扱われ、差し押さえられる可能性があります。なぜなら自己破産では、99万円以下の現金を除き、20万円以上の価値がある財産は没収の対象だからです。
家の価値が20万円を下回る可能性は低いため、基本的には「住宅ローン完済後の持ち家は差し押さえられる」と考えておきましょう。
3.共有名義の持ち家の場合
共有名義の持ち家がある状態で自己破産するパターンもあります。その場合に失われるのは、破産者本人の持分です。
不動産を所有している人の自己破産は、管財事件として扱われます。管財事件になると、破産管財人が金融機関の許可を取り、共有持分を買い取ってくれる人を探す仕組みです。
土地の場合は、共有していても分筆でそれぞれの共有者にわけられます。しかし、家は土地のようには分割できません。
そこで次のようなケースが見られます。
- ほかの共有持分者に買い取りを持ちかける
- 共同売却を行う
また自己破産より前の段階でローン残債があるなら、任意売却を行う方法もあります。金融機関と協議して不動産を売却するのが「任意売却」です。任意売却なら、住宅ローンの残債がある状態でも売却できます。
自己破産後も持ち家に住み続ける方法
自己破産では、破産者の名義になっている家は財産として没収の対象です。しかし「住み慣れた家を手放したくない」と考える人も少なくありません。
家族のために家を残したいと考える人も多いでしょう。自己破産後も持ち家に住み続けたいなら、次のような方法があります。
- 親族に一括で買い取ってもらう
- 任意売却を行う
- 別な債務整理を検討する
どうやったら持ち家に住み続けるかも、ぜひチェックしてみてください。
家族・親族に一括で買い取ってもらう
自己破産後も持ち家に住み続けたい場合に使えるのが、家族・親族に一括で買い取ってもらう方法です。破産管財人の許可は必要になるものの、自己破産しても家を失わずに済みます。
自己破産にあたって「持ち家の名義を家族に書き換えておく」のはNGです。しかし、自己破産してから家族や親族に持ち家を買い取ってもらうのは問題ありません。
原則として支払いは一括です。どうしても持ち家を残したいなら、家族や親族に相談してみましょう。
リースバックを行う
自己破産後も持ち家に住み続けるなら、リースバックも方法のひとつです。リースバックでは、破産管財人から許可を受けて、家の所有権を買い戻す前提で不動産会社に持ち家を買い取ってもらいます。
家賃を払いながら持ち家に住むことができるため、持ち家を手放したくないときに使える方法です。便利な方法ではありますが、相場より売却価格が安くなる・家賃が相場より高くなるといったケースもあります。リースバックを活用する場合は、売却価格や家賃に注意しましょう。
別な債務整理を検討する
持ち家に住み続けるなら、自己破産ではなく別な債務整理も検討してみましょう。
自己破産して免責が認められると、借金がすべてなくなるというメリットがあります。ただし自己破産は家・車などの財産を没収されるのがデメリットです。
持ち家の没収を避けるなら、自己破産以外も検討してみてください。参考として、自己破産以外の債務整理についても概要を紹介します。
任意整理
貸金業者と借金の減額・利息の免除・分割払いの交渉を行うのが「任意整理」です。過払い金が発生している場合は、返還請求も行われます。自己破産と同じように、弁護士・司法書士といった専門家に対応を依頼するのが一般的です。
任意整理では、借金の大幅な減額は見込めません。しかし利息がなくなったうえで長期での分割払いが可能となるため、返済の負担は軽減されます。整理する借金を選べて、財産も残せるのが、任意整理の大きな特徴です。
「住宅ローンは払い続けて持ち家は残したい」といった要望も叶えられます。トータルの借入額が少ないなら、任意整理も検討してみましょう。
個人再生
借金を大幅に減らして分割で返済するのが「個人再生」です。自己破産と同じように、個人再生でもすべての借金が整理の対象となります。
ただし「住宅資金特別条項」を使うと、住宅ローンの返済を続けてマイホームを残すことも可能です。「住宅資金特別条項」は「住宅ローン特則」とも呼ばれています。
利用にあたっての要件は以下のとおりです。
- 個人再生の申立者が所有する住宅である
- 再生債務者が居住あるいは居住予定の住宅である
- 住宅に抵当権が設定されている
- 借り入れているのが住宅ローンである
- 対象の住宅に住宅ローン以外の抵当権がない
- 税金の滞納などによって住宅が差し押さえられていない
- 保証会社の代位弁済から6か月以上経っていない
- 要件を満たす場合は、個人再生を検討してみましょう。
要件を満たす場合は、個人再生を検討してみましょう。
借金を住宅ローンにまとめるなら「暮らしのすぱいす」に相談!
(暮らしのすぱいす社長:三村・アドバイザー:藤村)
月々の返済がきつくて、自己破産を検討している人も多いでしょう。そんなときは、おまとめ住宅ローンを使った解決方法があります。
自己破産は、免責が認められると返済義務はなくなるものの、デメリットも多い方法です。借金解決で自己破産を選ぶと、一定のあいだ住宅ローンを組めなくなる可能性が高くなります。しかしおまとめ住宅ローンなら、借金を住宅ローンに組み込めて、返済負担の軽減も可能です。
「暮らしのすぱいす」では、おまとめ住宅ローンについてのご相談を承っております。自己破産後に住宅ローンを申し込みたいときのご相談にも対応が可能です。
ぜひ「暮らしのすぱいす」への相談をご検討ください!
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